泥沼化しそうな【カメラを止めるな!】の盗作、著作権侵害問題ですが、突然の訴えはどういうことなのでしょうか?
無名の監督・俳優によるスーパーヒット作品に沸く中、訴訟にまで発展しそうなパクリ疑惑は一体どういうことなのか?
それに対して【カメラを止めるな!】制作側の反論はあるのか?
今回の盗作パクリ疑惑問題について考えて見たいと思います。
和田亮一さんプロフィール
和田亮一(わだ りょういち)
生年月日:1986年5月30日
出身地:福島県
血液型:O型
和田亮一さんは1986年5月30日生まれの現在32歳。
大学在学中には、エムキチビートという明治大学活劇工房内のユニットに所属していたそうです。このことから考えると、和田亮一さん自身も明治大学出身なのではないでしょうか?
和田亮一さんは自身のブログで2009年にエムキチビートのメンバーとして加わることになったと公表しています。
和田亮一さんは大学卒業後、2011年に劇団PEACEを立ち上げ、代表を務めていたようです。
この劇団PEACEこそが、今回盗作疑惑の発端となっている舞台【GHOST IN THE BOX!】の公演をおこなっていた劇団。
2011年、和田亮一さんは数名の仲間とともに、劇団PEACEを立ち上げたそうです。
当時、生活の為にアルバイトをしながらお芝居に打ち込んでいたと言います。
劇団PEACEは3年で3000人動員できなければ解散すると期限を決めて懸命に取り組んでいたそうです。
それから3年たった2014年に劇団PEACEは解散しています。目標としていた3000人の観客を集めることができなかったことが原因のようです。
解散までの3年間で一番評判を集めた作品が【GHOST IN THE BOX!】という舞台。初のロングラン作品で、当時のメンバーにとっても非常に思い入れのある作品だと語られています。
このは【GHOST IN THE BOX!】ストーリーが2部構成になっており、舞台中のセリフの中には「カメラは止めない!」というセリフもあったと主張されています。
この「カメラは止めない!」というセリフは映画【カメラを止めるな!】でも登場しており、パクリだという主張の理由の一つとなっています。
さらに、映画【カメラを止めるな!】は37分間のワンカット・ワンシーンの後にさらなるストーリーが始まるという2部構成。
この映画の物語の構成も舞台【GHOST IN THE BOX!】の構成そのものだと主張しています。
“ある舞台”からインスパイアされたカメ止め
製作費300万円という超低予算で製作され、わずか2館の上映から口コミが広がり、現在全国190館で上映されるほどまで大ヒットとなった【カメラを止めるな!】ですが、監督も俳優も無名でした。
見た人が思わず誰かに勧めたくなるような映画で、今まで見たことのないストーリー展開に芸能人も次々鑑賞しSNSに投稿していました。
その影響もあり瞬く間に大ヒット映画となったわけですが、上田慎一郎監督は当初から「ある舞台にインスパイアされて生まれた作品」だとメディアの取材でも語っていました。
実は、上田慎一郎監督は劇団PEACEの舞台【GHOST IN THE BOX!】を鑑賞しており、その舞台からアイディアをもらい、今回の映画【カメラを止めるな!】の脚本・演出・監督を務めたそうです。
そして、映画のクレジットにも『原案:劇団PEACE「GHOST IN THE BOX!」(作:A 演出:和田亮一)』とあり、special thanks で“和田亮一”とも紹介されているのです。
正直、何が問題なのかわかりません…。どんな創作物にもその元になる作品や出来事や人がいて、そこから新たな作品が生まれるものだと思います。
和田氏は原作と原案は違うと言っていますが、今回の場合は、違うからこそ原案としてのクレジットなのでは?
正直、ちょっと無理があるのでは?と思ってしまいました。
上田慎一郎監督の反論は?
この問題を受けて、【カメラを止めるな!】の株式会社ENBUゼミナールは真っ向から反論を表明しています。
FLASH9月4日号の「パクった」という内容の記事は不正確であるとはっきり否定しています。
実際に舞台【GHOST IN THE BOX!】から着想を得たと改めて公表していますが、それ故にクレジットにも原案と出しているとしています。
著作権侵害もパクリも無いと言い切ったカメ止サイドですが、これで事態収束とはならなそうですね。
和田亮一さんも顔を隠してはいたものの、メディアのインタビューにも答えており、「原作と認めるべき」「原作者は和田亮一であり、著作権は和田亮一と劇団PEACEにある」と両者の溝は深まるばかり。
和田氏はいつから不信感を持っていたのでしょうか?
和田氏が映画を絶賛?
カメラを止めるな!
めちゃ面白かった。
作り手のみんな、映画が好きなんだなぁと思えた。
あの頃命かけて大好きな仲間と作ってた作品がこんな感じで命を与えられてて、本当にうれしかった。
最高でした。#カメ止め #カメラを止めるな pic.twitter.com/DDL08m7Tzu— ワダリョウイチ (@Rookey_rw) 2018年7月8日
カメラを止めるな!
をみて作品作りたい熱が出てきた。
役者のみなさんすごくよかった。
楽しそう!#カメラを止めるな! #カメ止め pic.twitter.com/3MzVvc0M1s— ワダリョウイチ (@Rookey_rw) 2018年7月8日
カメラを止めるな!
2回目みる
友人も連れてユーロスペースへ。
いいものはシェアしたい。#カメ止め #カメラを止めるな pic.twitter.com/WZNeGrOzXG— ワダリョウイチ (@Rookey_rw) 2018年7月14日
こちらは和田亮一さんのツイッター内容ですが、あれ?めちゃくちゃ絶賛してない?!
かつて芝居に打ち込んだ時期を思い出して感動しているようにも取れる内容ですが、このツイートからわずか1ヶ月でこんな展開になるとは想像もつかないですよね。
どうも腑に落ちない。
そのほかにも、映画【カメラを止めるな!】を絶賛しているツイートをリツイートするなど、積極的にシェアしている様子です。
もしも映画が盗作だと思っていたならば、悪口をツイートすることはあっても絶賛コメントをするとは考えにくいのでは無いでしょうか?
和田亮一さんの意図や、上田慎一郎監督自身の見解はまだわかりませんが、どこか引っかかる、今回の盗作問題。
真実は一体どこにあるのでしょうか?
できることならば無名監督・俳優のサクセスストーリーでとどめておいて欲しかったと思いました。
今後どのような展開になるのか、両者が納得し和解できることを願っています。
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