9月18日、格闘家・山本KID徳郁さんがわずか41歳という若さでこの世を去りました。
8月26日に自身のインスタグラムでガンであることを公表されていますが、山本キッドさんがガンにかかったのは、2年前ですでに胃がんのステージ4だったようです。
“神の子”KIDを襲った胃がんの原因はなんだったのでしょうか?
山本KID徳郁は胃がんだった
山本KID徳郁(やまもとキッドのりふみ)
本名:岡部徳郁(おかべ のりふみ)
生年月日:1977年3月15日
出身地:神奈川県川崎市
身長:163cm
血液型:B型
“神の子”と呼ばれ、その小さな体とは裏腹に圧倒的な強さで人気を集めた山本KID徳郁さん。トリッキーな動きと、開始わずか4秒でKO勝ちするなど、彗星の如く現れた無敵の存在でした。
山本キッド徳郁さんの鍛えあげられた肉体から繰り出されるパンチやキックはまさに脅威で、体格差を物ともせず次々に勝利を重ねていった姿が頭に焼きついています。
山本KID徳郁さんを襲ったのは、“胃がん”でした。
8月26日、山本KID徳郁さんご本人のインスタグラムに投稿されたのは、自分がガンである、という告白でした。
私事で急なご報告となりますが、私山本KID徳郁はガン治療のために頑張っています。
絶対に元気になって、帰ってきたいと強く思っていますので温かいサポートをよろしくお願いします!
山本KID徳郁
引用:山本KID徳郁さんのインスタグラムより
この投稿の約4週間後の9月18日、わずか41歳という若さで旅立ちました。
山本KID徳郁さんの回復を信じていただけに、本当に残念でなりません。
ガン発見はいつから?
ガン公表からわずか1ヶ月でお亡くなりになった山本KID徳郁さんですが、ガンがわかったのは2年以上前のことだったようです。
この2年間、周囲に打ち明けることもなくただただ回復を信じて闘い続けていたのかと思うと、なんともKIDさんらしいというか、本当に負ける気は一切なかったのだと思います。
しかし、山本KID徳郁さんの胃がんはステージ4だったそうです。
現代医療の発達でガンの早期発見時の5年生存率は97%ととも言われています。
誰よりも山本KID徳郁さん自身がガンに打ち勝ち再び戻っってくることを願っていたことと思います。
胃がんの原因はなに?
山本KID徳郁さんが患っていた胃がんの発症原因は何なのでしょうか?
これまで、塩分過剰摂取や喫煙、食生活などが原因とされていましたが、ピロリ菌の感染が原因だと言われています。
胃がんは男性の罹患率が高いとされていますが、年代は50代以上から罹患率が高まります。
原因は、衛生環境で、50代以上の方は幼少期に衛生環境の整っていない環境で育った可能性が高く、ピロリ菌感染率も高まるというもの。
人間がピロリ菌に感染するのは5歳くらいまでなんだそうです。
衛生環境が整っている現代においては感染率はかなり低くなっているようです。
40代での罹患率は極めて低いそうです。
早期発見なら5年生存率は97%
胃がんは、早期発見であれば5年生存率は97%ととも言われています。
胃がんの原因となるピロリ菌感染率は年々減少傾向にあります。
現在、20~30代では10~20%、10代では5%程度、50代以上では70~80%がピロリ菌に感染していると推測されています。
ピロリ菌に感染しても、除菌することで胃がんの発症を抑制することができると言われています。
30代までに除菌すれば、ほぼ100%胃がんの発症を抑制できるとされています。年齢が上がるにつれて、抑制力は弱まりますが、50代以上で除菌しても30~60%の抑制効果があるとされています。
どんなガンも早期発見であれば完治できる可能性が高まります。
現在、2人に1人はガンになるとも言われています。若いから大丈夫、ということはなく、定期的な検査を受けることが重要です。
山本KID徳郁さんが教えてくれているような気がします。
心よりご冥福をお祈りします。