平昌オリンピックで銀メダル、2022年の北京オリンピックでは金メダルを期待されるロシアのフィギュアスケーター・メドベージェワ選手のコーチといえば、鉄の女とも呼ばれるエテリ・トゥトベリーゼコーチでした。
平昌五輪終了後にエテリコーチの元を去り、カナダのブライアン・オーサーコーチの指導を受けることになったメドベージェワ選手ですが、決別の理由は一体なんだったのでしょうか?
ライバルのザギトワ選手との不仲も噂されるメドベージェワ選手について、調べてみました。
メドベージェワ選手プロフィール
エフゲニア・メドベージェワ
生年月日:1999年11月19日
出身地:モスクワ
国籍:ロシア
身長:159cm
メドベージェワ選手がスケートを始めたのは、3歳の頃。
2007年から11年間、エテリ・トゥトベリーゼ監督の元でスケートを練習してきました。
ロシアのアスリート養成施設【サンボ70】に籍を置き、バレエやダンス、トレーニングを重ね、これまで輝かしい成績を収めてきました。
・2014年 ジュニアGPファイナル 金メダル
・2015年 世界ジュニア選手権 金メダル
・2015年 GPファイナル 金メダル
・2016年 世界選手権 金メダル
・2016年 GPファイナル 金メダル
・2017年 GPロシア大会 優勝
・2017年 GP日本大会 優勝
・2017年 世界選手権 金メダル
・2018年 平昌オリンピック 銀メダル
これだけみても、メドベージェワ選手がいかに素晴らしいフィギュアスケーターかがわかりますよね。
エテリコーチとは親子のような絆で結ばれ、これまで共に世界一を目指して戦ってきていましたが、2018年平昌オリンピックを後にして、メドベージェワ選手はエテリコーチの元を去ることを決めたのでした。
現在はサンボ70に籍を置いたまま、カナダのブライアン・オーサーコーチの指導を受けています。
ブライアン・オーサー監督は、あの羽生結弦選手やハビエル・フェルナンデス選手を指導したコーチとしても有名な監督です。
メドベージェワ選手は、ブライアンコーチと共に、2022年の北京オリンピックを目指すことになりました。
エテリコーチとの決別理由は?
メドベージェワ選手が、11年間師事してきたエテリ・トゥトベリーゼコーチの元を去ることになったのは何故なのでしょうか?
ロシアの選手にとって、カナダはフィギュアスケートのライバル国です。
世界的に注目されるロシアのフィギュアスケーターであるメドベージェワ選手が、カナダの監督の元で指導を受けるということは世界に衝撃を与えました。
ブライアン・オーサーコーチも驚きを隠せなかったようです。
フィギュアスケートでは、監督が代わることは珍しいことではないようですが、ブライアン・オーサーコーチがライバル国であるということ、エテリコーチとメドベージェワ選手が親子同然の関係であったことから、ロシア国内でも衝撃が走ったそうです。
決別の原因は、平昌オリンピックでの銀メダルの影響が大きかったのではと言われています。
オリンピック前に怪我で2ヶ月間練習ができなかったメドベージェワ選手は、大会当日、素晴らしい演技を見せましたが、高難度のジャンプを決めたザギトワ選手が金メダルを獲得。金メダルを期待されていたメドベージェワ選手は銀メダルに終わりました。
実はこの時のザギトワ選手のコーチはエテリコーチ。
エテリコーチは、ザギトワ選手、メドベージェワ選手、2人の監督を務めていたんですね。
ザギトワ選手は15歳、メドベージェワ選手は18歳。
同じエテリコーチの元で指導を受ける後輩のザギトワ選手が金メダルを獲得したことが決別の決定的理由となったのではと言われているようです。
監督としては、それぞれの選手に最善を尽くすと思いますが、やはり複雑な思いがあったのではないでしょうか?
ザギトワ選手と不仲は本当なのか?
ザギトワ選手とメドベージェワ選手はライバルとして戦っていますが、2人の仲は良いのでしょうか?
プライベートでは一緒に買い物をしたりと仲が良いとも言われていましたが、平昌五輪でザギトワ選手が金メダルを獲得した後に、メドベージェワ選手がエテリコーチに言った言葉はこんなものでした。
なぜあと1年、アリーナ(ザギトワ)をジュニアに置いておけなかったのか?
ジュニアからシニアに上がるのは、特別な年齢制限があるわけではないようです。
メドベージェワ選手が怪我で練習を休んでいる間にもメキメキと力をつけていたザギトワ選手がオリンピックで最高の演技を見せて金メダルを獲得したのです。
自分のコーチであるエテリコーチに対して、なぜ私に不利な状況を作ったのか、とまるで娘が母親にわがままをいうような、子どもっぽい言葉を投げかけていたんだそうです。
このあと、メドベージェワ選手とエテリコーチは連絡をとっていない期間があったようですが、間もなくしてメドベージェワ選手がブライアン・オーサーコーチの元へ行くことが決まったと言います。
円満というわけではない決別だったのでしょうか?
母娘ほどの絆を持った2人故の仲違いなのかもしれません。
このようなエピソードから、メドベージェワ選手とザギトワ選手の不仲も噂されるようになったのかもしれません。
若き才能を持ったメドベージェワ選手とザギトワ選手。
ライバルとして切磋琢磨し、フィギュアスケートで勝負する姿が楽しみですね。
今後も注目していきたいと思います。
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