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高市早苗のアニメやゲーム規制発言の内容や真意は?サナエノミクス政策まとめ

9月29日に投開票された自民党総裁選では得票数3位となった高市早苗前総務大臣ですが、アニメやゲームなど表現規制についての発言内容が話題になっています。

高市早苗さんが総理大臣になれば日本初の女性総理の誕生となりますが、ゲームやアニメは禁止されてしまうのでしょうか?

高市早苗さんの発言の経緯や内容、アニメ・ゲーム規制発言の真意、サナエノミクスや政策についても調べてみました。

高市早苗のアニメやゲーム規制発言の内容は?

高市早苗
生年月日:1961年3月7日
出身地:奈良県
出身大学:神戸大学経営学部経営学科

自民党総裁選への出馬を表明している高市早苗前総務大臣ですが、女性初の首相となるのか?注目されています。

高市早苗のゲーム規制についてSNSの反応

SNS上では「高市早苗がゲームを規制する」と不安の声が広がっているようです。

高市早苗がゲームを規制するというのは真実なのでしょうか?

発言をめぐる経緯や内容、真意について調べてみました。

2007年、過去のアニメ・ゲームに対する発言内容

SNSで話題の発端となっている発言がこちらです。

2007年9月4日に日本議会設立10周年記念に際して高市早苗氏がメッセージとして出されたものです。

山積する政治課題を見るにつけ、解決の鍵は「公徳心」であると感じます。

例えば、残忍な殺戮シーンのあるゲーム、猥褻なコミック、インターネットの自殺サイトや出会い系サイト、誹謗中傷に満ちた掲示板の存在は、明らかに青少年の健全育成・安全な社会作りに有害なものとなっています。

現在、私は有害情報への法規制を目指して活動中ですが、「表現・出版の自由、通信の秘密を保障する憲法に抵触する」との批判を多くいただいています。

しかし、日本国憲法十二条は、国民に対して、憲法が保障する自由や権利の「濫用」を禁じ、「公共の福祉」の為に利用する責務を課しています。

日本会議の皆様とともに、公共の福祉によって制限されるべき自由や権利についても考え、秩序ある美しい日本国を創りたいと願っています。

引用元:日本議会

簡単にいうと、青少年の健全な育成や安全な社会を作るために有害なものは規制しよう、ということでしょう。

これらは「有害なもの」に属するため規制が必要、という発言でした。

この発言を受けて、「ゲームやアニメを規制する」という話が話題になっているようですね。

ここからも高市早苗前総務大臣がゲームやアニメ全般を規制するということではないということがわかるかと思います。

2021年、出馬表明ではアニメゲームを支援する発言

こちらは、2021年、高市早苗前総務大臣が出馬表明での発言です。

サナエノミクス(日本経済強靭化計画)の3本の矢である、①金融緩和、②緊急時の機動的な財政出動、③大胆な危機管理投資・成長投資の中でも特に③成長投資の具体的内容についての発言内容です。

成長投資というのは日本に強みのある技術分野をさらに強化し、新分野も含めて研究成果の有効活用と国際競争力の強化に向けた戦略的な支援をおこなっていくことでございます。

現在、日本に強みのある分野はたくさんございます。例えばロボット、マテリアル、半導体、量子工学、電磁波、電子顕微鏡、アニメやゲームもそうでございます。

これらの分野につきまして技術成果を有効活用すること、また人材育成をおこなうこと、また国際展開に向けた応援をおこなうなど、戦略的な支援を進めてまいります。

引用元:BLOGOS編集部

ここでは、3本の矢の1つとして、「日本の強み」の強化・支援を表明しています。

「日本の強み」の中にはアニメやゲームも含まれていますね。

高市早苗のアニメやゲーム規制発言の真意は?

高市早苗さんの発言はつまり、高市早苗前総務大臣はゲームやアニメは日本の強みであり今後も更なる発展に向けて支援していくという発言です。

高市早苗氏が総理大臣になったとしてもゲームやアニメが規制されてしまうということではないようですね。

それどころか、高市早苗さんはマンガが大好きなようです。

好きなマンガは『バリバリ伝説』なんだそうです。

総裁選で戦うことになる河野太郎氏や岸田文雄氏を抑えて初の女性総理となることはできるのでしょうか?

サナエノミクスや政策まとめ

では、高市早苗前総務大臣の政策のポイントはなんなのでしょうか?

高市早苗氏の掲げるサナエノミクスについてまとめてみました。

サナエノミクス(日本経済強靭化計画)

  • 金融緩和
  • 緊急時の機動的な財政出動
  • 大胆な危機管理投資・成長投資

→物価安定目標2%を達成させる

アベノミクスで成し遂げることができなかった物価安定目標2%の達成実現に向けてサナエノミクスの3本の矢を提言していました。

サナエノミクスを簡単にいうと、

  • 国や地方自治体などの基礎的な財政収支(プライマリーバランス)規律を一時的に凍結
  • 税金や国債などの資金を国に投資することで経済を良くする
  • 成長分野に成長投資することで日本経済を良くする

ということですね。

選択的夫婦別姓については?

高市前総務大臣は選択的夫婦別姓については、旧姓使用拡大推進の立場をとっています。

これまで総務大臣として推進してきた通称使用の拡大をさらに推し進めるという考えのようですね。

戸籍制度ルールそのものにも関わってくる内容なので、選挙後の議論に基づいて慎重に決めていきたいという姿勢ですが現状では選択的夫婦別姓反対の立場を取られていますね。

新型コロナ対策はロックダウンの法整備も検討?

新型コロナ対策については、ロックダウンの法整備を進めることも検討しているようです。

ただし、このロックダウンについては現状は新型コロナに対して行うということではなく、エボラ出血熱などの短い時間で死に至る感染症の蔓延が起きた場合に備えて整備をしていくということのようです。

出馬会見ではTBS『報道特集』の膳場貴子アナウンサーとのやりとりが話題になりましたね。

膳場アナとのやりとりはこちらの記事で内容を全文解説していますのでぜひご覧ください。

まとめ

高市早苗前総務大臣が総理になったらゲームやアニメは規制されてしまうのか?という話題についてご紹介しました。

ゲームやアニメは規制されるのか?

  • 「ゲーム規制」となった発言は2007年のもの
  • そもそもゲームやアニメ全般を規制するという発言ではない
  • 青少年の成長や安全な社会に有害となるものを規制するという発言
  • 2021年の発言ではゲームやアニメは成長投資の対象としている

高市早苗前総務大臣は初の女性総理大臣と期待されていましたが、それはまた次の機会となりましたね。

岸田文雄総裁の采配はどうなるのか?高市早苗さんのポジショニングにも注目が集まりますね。

今後の展開にも注目していきたいと思います。

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