山田隆裕(元マリノス)メロンパン屋廃業後の現在は?スポーツバーを経営?

W杯ロシア大会、日本はなんとか決勝トーナメント出場権を獲得しましたね!

言いたいことはたくさんありますが、グループリーグでの戦いの一つ一つの積み重ねが日本を決勝トーナメント出場に導いてくれました。

1994年アメリカW杯予選での日本代表チームの敗退、いわゆるドーハの悲劇が再び起きるのか、とヒヤヒヤしましたが、なんとか夢への切符を掴み取ることが出来ました。

そのドーハの悲劇の直前に代表辞退をした山田隆裕さんを覚えているでしょうか?

代表招集されていながら、それを断り、現役引退後にはフランチャイズのメロンパン屋を開業するなど実業家として活躍している山田隆裕さんについてご紹介します。

山田隆裕プロフィール


山田隆裕(やまだ たかひろ)
生年月日:1972年4月29日
出身地:大阪府高槻市
身長:175cm

山田隆裕さんは高校時代、日本ユース代表として活躍しており、同時期にユース代表で活躍していた元マリノスの名波浩さんよりも地名度が高かったそうです。

1991年、高校卒業はJリーグへ、現在の横浜F・マリノスに入団しています。

その後、京都パープルサンガヴェルディ川崎ベガルタ仙台とクラブチームを渡り歩いています。

ベガルタ仙台に移籍した2000年、1度引退しているものの、その後復帰し、2003年に現役を引退しています。

実は山田隆裕さんは1994年に行われたW杯アメリカ大会の日本代表選手に招集されていましたが、最終予選直前で代表を辞退しています。

1993年、このW杯最終予選のイラク戦でまさかの敗退をしたあのドーハの悲劇に山田隆裕がいればW杯出場権を獲得出来たと言われるほどの選手でしたが、自ら辞退という選択をしたのは何故なのでしょうか?

父の蒸発と1億円の借金

山田隆裕さんにとってサッカーとは、稼ぐためのもの。

代表に招集されるも試合出場機会は乏しく、当時所属していたマリノスでは代表招集によって試合を欠場すると給料はマイナス査定となっていました。

当時、お金が必要だった山田隆裕さんにとっては、日本代表よりもお金を稼ぐことが優先だったのです。

何故お金が必要だったのか?

それは山田隆裕さんのお父さんが作った1億円の借金があったから。

もともと山田さんの生まれた家庭は事業を複数経営するいわば裕福な家庭でした。

経済的にも余裕があり、仕事の関係で引っ越してきた静岡県で山田隆裕さんはサッカーと出会い、サッカーにも惜しみなくお金を投資してもらっていました。

しかし、山田さんが中学生のころ、山田さんの父親が事業に失敗し、多額の借金を背負ってしまいました。

そのことに責任を感じた父親は、山田隆裕さんが中学1年生の頃に蒸発。

山田隆裕さんは学校に通いながらも部活が終わるとアルバイトをしながらなんとか生計を立てるという苦しい生活を強いられることになりました。

生きて行くためにどうしてもお金を稼ぐ必要があったのです。

山田隆弘さんがサッカー選手として活躍してきたのも、サッカー選手が稼げるから。

高校時代に日本ユース代表に選ばれ、サッカーの道が目の前に広がった時、一般企業に就職するよりも稼げるのはサッカー選手だから、という理由でプロの道へ進んだと言います。

他に稼げる仕事があれば別の道を歩んでいた可能性もあったと語っています。

引退後はメロンパン事業を展開、廃業

Jリーグ時代は年俸8,000万を稼ぎ出すプレイヤーとして活躍していた山田隆裕さんですが、サッカー選手は年齢的にも長く続けられる仕事ではないと考えていました。

サッカーの他に事業としてお金を稼ぐ方法を常に考えていたといいいます。

そして、2003年に31歳で現役を引退した後は、仙台市内で移動式のメロンパン屋を展開していますが、これが大当たり。

さらに売り上げを伸ばす為フランチャイズ化し、1日に2,400個を売り上げ、20店舗以上にまで拡大していきました。

これによって年商数億円の事業を立ち上げることに成功したのです。

しかし、2009年にフランチャイズオーナーたちから損害賠償請求されるなどして、事業は廃業しています。

その訴訟理由は、メロンパン生地の改良後の品質の低下でした。

生地を新しくしたことで売り上げが激減したと訴えられてしまったのです。

メロンパン事業の廃業後は、サッカーの経験を活かした講演活動や新聞配達、焼き鳥屋などをしながらなんとか生活していたようです。

2018年、スポーツバーをオープン。東京オリンピック観戦もできる?!

一度は事業に失敗した山田隆裕さんですが、2018年春、西新宿にIRISH PUBPeter Coleというスポーツバーを開店しグランドマネージャーとして働いています。

IRISH RUB Peter Coleは非常にお洒落なアイリッシュパブで、今回のロシアW杯の試合も観戦することができます。

ドリンクメニューはビールが500円、バドワイザーが650円、ソフトドリンクが600円と、値段的にはHUBと変わらない印象です。

フードも1ポンドステーキが1,950円、ナポリピザが1,150円など。

こちらのピザは米粉の生地を使用しており、ヘルシーで女性にもオススメなんだとか!

営業時間は朝7:00~10:00、ランチ11:30~15:00、ディナータイムは15:00~24:00。

かなり本格的なスポーツバーですね。ぜひ一度ピーターコールでスポーツ観戦をしてみたいですね!

2020年には東京オリンピックも開催されるので、スポーツバーでの競技観戦は熱を帯びそうですね。

こんなお洒落なスポーツバーでビール片手にオリンピック観戦、たまらないですね〜。

今後もますます事業を拡大していく山田隆裕さんに注目ですね。